ジョンソン前ロンドン市長には再教育が必要、EU認識で-欧州委員長

  • ユンケル委員長は前市長のヒトラー発言について質問されてコメント
  • ジョンソン氏は英国のEU離脱を主張している

6月の国民投票に向けて英国の欧州連合(EU)離脱を訴えるボリス・ジョンソン前ロンドン市長にはEUに関する認識について再教育が必要だ。EUの行政執行機関である欧州委員会のユンケル委員長が26日、主要7カ国(G7)首脳会議の会場で記者団に語った。

  記者団はユンケル委員長に対し、ジョンソン前市長がEUをヒトラーと結び付ける発言をしたことについてコメントを求めたほか、キャメロン政権でジョンソン氏が閣僚に就任した場合に連携できるかと質問。同委員長は、前市長が持っているEUのイメージは現実離れしていると述べた。

  ユンケル委員長は「英国がEUにとどまるなら、われわれの話し合いの雰囲気は良くなるだろう」と発言。「ボリス・ジョンソン氏は人生の一時期をブリュッセルで過ごしていた。自身が英国の人々に話していることが全て現実に即しているかどうかを確認するため、ブリュッセルへ戻ってくるべき時だ。私は彼の意見が正しいとは思わない。従って、彼はいつでもブリュッセルで歓迎されるだろう」と述べた。

  ジョンソン氏は15日付の英紙サンデー・テレグラフとのインタビューでEUについて、欧州大陸を一つの政府の下に統合する「別の手法による」試みだと指摘。「ナポレオンやヒトラーなどさまざまな人物がこれを試みたが、悲劇的な結果に終わった」と語った。

  ジョンソン氏は英国民投票のキャンペーンで、EUが英国の主権を侵害し、企業に不要な規制を課していると訴えている。
  
原題:Boris Johnson Needs Re-Education on Europe, EU’s Juncker Says(抜粋)