7&IHD:井阪新体制が発足、100日めどに成長・改革案を策定へ

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セブン&アイ・ホールディングス(HD)は26日午前、都内で定時株主総会を開催し、子会社セブン-イレブン・ジャパン社長の井阪隆一氏を含む14人の取締役選任を承認。午後の取締役会を経て就任した。鈴木敏文会長兼最高経営責任者(CEO)は名誉顧問に退き、井阪新体制が発足した。

  7&IHDでは長く社長を務めてきた鈴木氏による世襲の動きに米投資ファンドが異論を唱えたことで首脳人事をめぐる混乱が表面化したが、取締役会は井阪氏を新たな社長に選んだ。今後は業績が低迷しているグループ傘下のイトーヨーカ堂やそごう・西武の立て直しなどが課題となる。

  井阪社長は午後の就任会見で、傘下会社について「各店舗ごとに地域社会での役割、存在意義を吟味しながら精査したい」と述べ、経営陣と毎月会合を持つ考えを表明。7&IHDの新執行部も交えて重点課題を徹底的に洗い出し、今後100日を目安にグループの成長戦略と構造改革案を策定・公表する方針を示した。

  株主総会には1385人の株主が出席。会社側からの業績報告や質疑応答を経て約2時間で終了した。剰余金の処分案などそのほかの議案もすべて承認された。井阪氏はこれまでコンビニエンスストア最大手、セブン-イレブンの好業績を支えてきた。

  井阪氏は株主総会での承認を受け「退任される鈴木会長の経営理念である変化への対応と絶対価値の追求、これをしっかり受け継ぎ大役を務めてまいりたい」と述べた。「持続的な企業価値の向上に向けて精いっぱい頑張る」と語った。