IMF、ギリシャへの追加融資合意支持でも行動の自由残す-当局者

  • 欧州から債務救済計画の一層の詳細を聞きたい考え-IMF当局者
  • IMFスタッフはギリシャ融資案を年内に理事会に提示

国際通貨基金(IMF)はギリシャ債務協議で重要な要求について譲歩し、新たなギリシャ向け融資に取り組むことに同意した後も、影響力の維持を図った。

  IMF当局者が25日に記者団に匿名を条件に話したところによれば、IMFのスタッフはギリシャ向け融資案を年内にIMF理事会に提示する前に、欧州から債務救済計画の一層の詳細を聞きたい考え。理事会はこの融資を承認する最終的権限を持ち、欧州の措置が不十分と判断する可能性も残るという。

  ユーロ圏財務相会合が同日まとめた暫定合意で、欧州債権国からの救済プログラムに基づきギリシャは103億ユーロ(約1兆2600億円)の追加融資を受け取る道が開かれた。IMFはギリシャの債務負担を持続可能にするため同国が追加融資を受ける前に債務軽減措置を講ずるようユーロ圏諸国に求めていたが、今回の合意はそれを必要としていない。

  ピーターソン国際経済研究所のジェイコブ・ファンク・カークガー ド上級研究員は「全ての関係者にとって関与し続ける上で行動の自由が多くある」と述べ、「国際金融危機の唯一の火消し役を担うことが望まれるIMFのような組織にとっては、ギリシャのような目立つ国から遠ざかればダメージが極めて大きくなる」と指摘。同氏はまた、IMFの関与が過去の救済時に比べるとかなり限定されたものになるとの見方を示した。

原題:IMF Seeks to Keep Wiggle Room While Backing Greek Debt Deal (1)(抜粋)