NY原油(26日):小反落、年初来初の50ドル突破後に上げ消す

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26日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が小反落。米国の原油在庫と生産の両方が減少したことを受け、一時は50ドル台に乗せ、昨年10月9日以来の高値となる50.21ドルまで上昇した。ロンドンICEの北海ブレント原油も昨年11月以降で初の50ドル台に乗せた後、下げに転じた。

  エナジー・アナリティクス・グループ(フロリダ州ウェリントン)のディレクター、トム・フィンロン氏は「50ドルに達したら向かい風を覚悟しなくてはならない」と指摘。「心理的に大きなバリアーであり、この水準を維持すればファンダメンタルに影響しかねない。国内生産は増加する可能性もある」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は前日比8セント(0.16%)安い1バレル=49.48ドルで終了。2月の安値からは約90%戻している。ロンドンICEのブレント7月限は15セント下げて49.59ドル。一時は550.51ドルまで買い進まれていた。

  ブルームバーグが調査を実施したアナリスト27人は1人を除き、OPECは6月2日開催の次回総会で、生産目標を設定せず現行戦略を維持するとの見通しを示している。事情に詳しい関係者2人によると、総会前にウィーンで開かれた最後の準備会合では、原油生産を抑制する措置については協議されなかった。

原題:Oil Eases Gains After Exceeding $50 for First Time This Year(抜粋)