石油業界、過去最長の3年連続で設備投資を削減へ-スタトイル

  • 原油供給は2年以内に減少し始める見込み、価格上昇か
  • 石油各社は今年と来年、設備投資をさらに削減する可能性高い

世界の原油供給は2年以内に減少し始めるとの見通しを、ノルウェーの石油会社、スタトイルが示した。ここ数十年で最大の原油価格下落を乗り切るため、石油業界は設備投資を削減している。

  スタトイルのハンス・ヤコブ・ヘッゲ最高財務責任者(CFO)はロンドンでのインタビューで、石油各社は昨年、設備投資を削減し、今年と来年もさらに減らす可能性が高いと指摘。投資削減は、2020年以降の原油供給に「大きな影響」を及ぼすかもしれないと述べた。

  ヘッゲCFOは「これまでで初めて、設備投資は2年連続で削減され、3年目の2017年も減らされる可能性がある。生産能力はかなり劇的に減少し、それがいずれ価格に影響を及ぼすのは確実だろう」と述べた。

  原油の供給過剰が緩和しつつある兆しが示されているものの、石油各社は低迷の長期化に備えている。国際エネルギー機関(IEA)の2月の発表によれば、石油業界の設備投資は昨年24%減少し、今年はさらに17%減り約3300億ドル(約36兆2000億円)になると予想されている。ライスタッド・エナジー(オスロ)によると、生産を維持するためには油田への継続的な投資が必要で、新規油田の生産増加分は今年、既存油田の自然減による減少分を数年ぶりに下回る見通しだ。

原題:Oil Industry Headed for Record Third Straight Year of Cutbacks(抜粋)

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