ゴールドマンから圧力あったかと問われ思わず「ワォ」-英中銀総裁

  • ゴールドマンが「残留キャンペーン」を後押ししていると保守党議員
  • きっぱり否定し、それが取り上げられたことにぼうぜんとすると総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は、かつての雇用主である米銀ゴールドマン・サックス・グループに関する英議員からの質問に反応し、「ワォ」と声を漏らした。英国の欧州連合(EU)離脱あるいは残留が主なテーマとなった2時間余りの議会証言中の出来事だ。

  カーニー総裁が2003年まで13年勤務したゴールドマンが「残留キャンペーン」を後押ししていると主張する保守党のスティーブ・ベーカー議員は、英国のEU離脱に伴うリスクに警告を発するようゴールドマンから働き掛けを受けたかとカーニー総裁に尋ねた。

  英中銀に批判的だと自認するベーカー議員は「ゴールドマン・サックスがあなたに圧力をかけた可能性があるという見方に反論する機会を与えてもよろしいか」と質問。やはりゴールドマン出身で、傍らに座っていたブロードベント副総裁が頭を振る中で、カーニー総裁は「きっぱりと否定する。その話が取り上げられたこと自体にぼうぜんとしている」と発言した。

英中央銀行のカーニー総裁

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

  EU離脱推進派のジェイコブ・リーズモッグ議員がこれに先立ち、カーニー総裁の政府からの独立を疑問視し、英財務省と「同じプロパガンダ」をばらまいていると批判したのに対し、「全く承服できない」と総裁は即座に反論した。EU離脱の賛否を問う国民投票を前に要人が発言を控える「ブラックアウト期間」が今週始まるため、国民投票に関係する総裁の発言は恐らくこれが最後となる。

原題:Goldman Pressure Suggestion Gets a ‘Wow’ From Carney(抜粋)