ドイツ銀の為替取引シェア低下-戦略シフトやリストラを反映か

  • 2005年から13年まで首位の座占めたドイツ銀の順位が4位に後退
  • ドイツ銀のシェアは14.5 %から7.9%に低下

1日で5兆3000億ドル(約583兆円)の資金が動く外国為替市場で取引する主要金融機関のうち、ドイツ最大の銀行であるドイツ銀行のシェアが前年の14.5 %から 7.9 %に低下し、2016年のランキングも4位と、昨年の2位から後退した。ユーロマネー・インスティテューショナル・インベスターの調査で明らかになった。ドイツ銀は05年から13年にかけて為替取引シェアで首位の座を占めた。

  ドイツ銀が先月発表した1-3月(第1四半期)の債券セールスおよびトレーディングチーム(外国為替を含む)の純収入は前年同期比29%減少した。外為セールスのグローバル責任者ファビオ・マーダー氏は「より少数の顧客により質の高いサービスを提供することに力を注ぐ戦略シフトが全体的な結果に反映されている。われわれはワールドクラスのグローバル外為ビジネスの維持に引き続きコミットし、電子サービスやデリバティブ(金融派生商品)の一層の強化にかなりの投資を行っている」と広報担当者を通じてコメントした。

  ユーロマネーによるスポットおよびフォワード(先渡し)市場の評価では、ドイツ銀の順位は2位から5位に後退したが、オプション取引では首位を維持した。

ドイツ銀行株主総会

Photographer: Martin Leissl/Bloomberg

  ポルタレス・パートナーズの銀行アナリスト、ポール・ガルバーグ氏は「リストラと改革による打撃がドイツ銀は特に大きい。欧州のマイナス金利に伴うトレーディング環境へのプラスの影響は全くなく、欧州の全ての銀行にとって厳しい状況だ」と指摘した。

原題:Deutsche Bank Woes Infect Currency Trading as Former No. 1 Sinks(抜粋)

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