香港の金販売業者、「寒い冬」に備える-中国本土からの観光客減少で

  • 香港の宝飾品小売業界、ここ15年で最も低迷へ
  • 金販売量は前年比で最大25%落ち込む可能性:張氏

香港の金の小売り販売量が今年、少なくともここ15年で最も低迷すると予想されている。中国本土からの買い物客が減少し、宝飾品向け支出が落ち込んでいるためだ。

  中国金銀取引協会(香港)の張德熙永久名誉会長によると、7-12月(下期)の金価格のボラティリティ(変動性)が低いと仮定すれば、金販売量は前年比で最大25%落ち込む可能性がある。昨年の販売量は51.4トンと、2年前の85.6トンから減少していた。

  中国の景気減速と反汚職キャンペーンが香港の高級品小売業者にとって打撃となっており、世界の高級品向け支出のほぼ3分の1を占める中国人観光客数は3月に2013年以来の低水準に落ち込んだ。時価総額で宝飾品小売り世界最大手の周大福珠宝集団(香港)は今月、通期利益は最大50%減少との暫定集計を発表した。

  張氏は香港からインタビューに応じ、「中国本土から香港を訪れる観光客は数が減少し支出も落ち込んでいる」と指摘。香港の金・宝飾品小売業者は向こう1-2年間の「寒い冬」に備えていると述べた。

原題:Gold Sales in Hong Kong Face ‘Icy Winter’ on Tourist Downturn(抜粋)