原油価格が100ドルに戻ると期待しない方がいい-ノルウェー石油相

  • 原油が140ドルに達しても良いことはなく、世界の経済成長を阻害
  • 原油市場が再び均衡する見通しであることは「非常に明らか」

原油市場は再び均衡しつつあるが、1バレル=100ドルの水準に戻ることを期待してはいけない。それが、ノルウェーのリエン石油・エネルギー相の明確なメッセージだ。

  世界の原油供給過剰が緩和する兆しが示される中、北海ブレント原油価格は今年初めに付けた12年ぶりの安値から70%余り上昇。ここ数十年で最大の価格下落で打撃を受けている石油会社やノルウェーなどの産油国は一息ついている。リエン石油・エネルギー相はオスロのオフィスでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、原油市場が再び均衡する見通しであることは「非常に明らか」だが、ノルウェーは原油価格が過去の水準に戻ることを想定して計画したり、そうなることを望んだりしているわけではないと説明。

Tord Lien

Photographer: Fredrik Bjerknes/Bloomberg *** Local Caption *** Tord Lien

  「60ドルを想定して計画し、100ドルに戻ることを望みたい人にはそうさせておけばいい。原油価格は過去に1バレル=140ドルに達したが、経済成長には寄与していない。従って、私はそれを望んでいない」と述べた。

  西欧最大の石油・ガス生産国であるノルウェーは原油価格下落によって岐路に立っている。同国の沖合エネルギー産業への投資は2000年以降で最大の落ち込みを示し、政府は予算の不足分を埋め合わせるため、運用資産8500億ドル(約93兆6000億円)の政府系ファンドから初めて資金を引き出した

原題:World Better Forget About $100 Crude Coming Back, Norway Says(抜粋)