バイエル:モンサントとの今後の協議になお期待-懸念に対応可能

更新日時
  • 資金調達や規制の問題には対処できるとバイエルCEO
  • バイエルの提示額が低過ぎるとしてモンサントは拒否

ドイツの製薬会社バイエルは、種子開発最大手の米モンサントへの620億ドル(約6兆8200億円)の買収提案が24日に拒否された後、モンサントが示した懸念に対応できると確信しており、同社との今後の協議に「期待している」と表明した。

  バイエルのベルナー・バウマン最高経営責任者(CEO)は24日の発表資料で、「統合戦略が生産者だけでなく、広く社会に提供すると考えられる多大な利益について、モンサント取締役会がわれわれと共通の見解を持つことをうれしく思う。今回の取引で想定される資金調達や規制の問題には対処できると確信している」と説明した。

  モンサントのヒュー・グラントCEOはこれに先立ち、1株当たり122ドルのバイエルの提示額は低過ぎるとした上で、バイエルの提案が「予想される資金調達や規制執行リスクの一部に十分対応していない」と指摘。その一方で、両社の合併にはメリットも存在するとモンサントは考えており、バイエルの事業に敬意を抱いていると述べた。事情に詳しい関係者によると、モンサントの取締役会は全会一致でバイエルの提案を拒否した。

  サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、ジョナス・オクスガード氏は24日のリポートで、バイエルが条件を引き上げて再提案する可能性が高いとしながらも、1株135ドル未満の額でモンサントが同意するのは「厳しい」との見方を示した。24日の米株式市場でモンサントの株価終値は3.1%高の109.30ドル。バイエルはフランクフルト市場で3.2%高の87.15ユーロで取引を終えた。

原題:Bayer Says It’s Confident It Can Meet Monsanto Deal Demands (1)(抜粋)