米国株:反発、新築住宅販売の急増で景気への楽観広がる

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24日の米国株式相場は反発し、約2カ月ぶりの大幅高となった。新築住宅販売の急増を受け、経済は利上げに持ちこたえられるとの見方が広がった。市場では米金融政策当局が今夏に金融政策を引き締めるとみられている。

  住宅建設銘柄を集めた株価指数は2014年1月以来の大幅上昇。トール・ブラザーズは3年ぶりの大幅高。同社の四半期利益はアナリスト予想を上回った。テクノロジー株も高い。マイクロソフトやグーグル親会社のアルファベットはいずれも大きく上昇した。銀行株は金利上昇観測を手掛かりに買われた。米国債利回りは3週ぶり高水準だった。JPモルガン・チェース、シティグループはいずれも上昇。

  S&P500種株価指数は前日比1.4%高の2076.06。3月11日以来の大幅高となった。ダウ工業株30種平均は213.12ドル(1.2%)高の17706.05ドル。ナスダック総合指数は2%上昇した。

  ソーンバーグ・インベストメント・マネジメントの株式トレーディング責任者、トーマス・ガルシア氏は「世界は25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) の利上げで終わらないことに、投資家は気づき始めたのかもしれない」と述べ、「住宅統計は良好な数字だった。経済は依然として力強く、利上げは可能だと市場が喜んでいるようにも見受けられる」と続けた。

  4月の米新築住宅販売は急増し、2008年初め以来の高水準となった。販売価格の中央値も上昇した。

  先物トレーダーが織り込む7月までの利上げ確率は50%を超えた。6月利上げの確率は36%と、16日の4%から上昇した。今週は消費者マインド指数や実質国内総生産(GDP)の発表が予定されており、投資家はこうした統計にも注目している。

  フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は2016年に2、3回の利上げを予測できると23日に発言。これより先、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は年内に2-3回、17年に3-4回の利上げはFOMCにとってなお「妥当な線」だと述べていた。

  S&P500種の産業別10指数はいずれも上昇した。CBOEボラティリティ指数はこの日8.9%下げて14.42だった。

  S&P500種の情報技術株指数は2.1%上昇し、3月1日以来の大幅高。ザイリンクスやウエスタンデジタルはいずれも急伸。金融株は1.5%高。この日はムーディーズやアフィリエーテッド・マネジャーズ・グループが上昇した。KBW銀行指数は1.6%高。

原題:U.S. Stocks Rally as Housing Data Bolster Optimism on Economy(抜粋)

(第2段落を加え、第4段落以降を追加します.)
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