欧州株:6週ぶり大幅高、ユーロ安を好感-米利上げ動向も注目

24日の欧州株式相場は6週間ぶりの大幅高となった。ユーロが下落したことが背景にある。米当局が早ければ6月に利上げする場合、その影響を評価する動きが広がった。

  指標のストックス欧州600指数は前日比2.2%高の344.12で終了。業種別指数全てが上げ、保険株や銀行株の上昇率が大きかった。米当局が年内に利上げに踏み切る可能性が高まる中、ユーロはドルに対し2カ月ぶり安値に接近。これで輸出銘柄が選好された。モルガン・スタンレーによれば、ユーロ圏の企業は売上高のほぼ半分を海外で得ている。これは米国や日本の企業よりも大きい。

  米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は23日、年内に2、3回の米利上げを想定できると述べるとともに、米景気の力強さが十分なら6月利上げも適切になるとの見方を示した。米サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は今年2、3回の利上げは「妥当な線」と述べた。

  ドイツ・ポストバンクのストラテジスト、ハインツゲルト・ゾンネンシャイン氏(ボン在勤)は「ドル高は欧州株にとって大きな支援材料となるだろう」とし、「底を打ったかどうかが試されており、大量の資金が待ち構えている。投資家はようやく戻る用意があるのかもしれない。強気相場にあるとは言わないが、市場は極めて落ち着いている。米当局が追加利上げに踏み切る気配を強めているにもかかわらず、今月の相場は横ばいだった」と語った。

  個別銘柄では、英住宅関連用品小売りのキングフィッシャーは3.5%上昇。同社の英国とフランスでの四半期売上高が予想を上回った。仏家電メーカーのSEBも大きく上げた。ドイツの調理器具メーカーであるWMFを約16億ユーロで買収することで合意した。

  独製薬会社バイエルは3%強の値上がり。同社が提示した620億ドル相当の買収案をモンサントが拒否する意向だと、事情に詳しい関係者が明らかにした。

原題:European Shares Rise as Euro Falls, Investors Weigh Fed Talk(抜粋)