ヘッジファンド投資はもうたくさん、保険会社が運用資産を縮小

保険会社にとってヘッジファンド投資はもうたくさんのようだ。米保険業界はリターンが主要株価指数を下回るヘッジファンドへの投資を反転させつつある。

  全米保険監督官協会(NAIC)によれば、昨年12月31日時点で保険会社がヘッジファンドに配分した投資資金は177億ドル(約1兆9454億円)と、過去5年間で2倍以上に拡大した。しかし今月だけでもアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が41億ドルの償還請求を行い、メットライフはヘッジファンド投資資金の18億ドルのうち大半を引き揚げる計画を発表した。

  資産運用会社は投資リターンが数年間にわたってS&P500種株価指数のリターンを下回っているほか、投資家の資金引き揚げや高い手数料への批判に直面している。保険会社はヘッジファンドにとって安定した資金源だったが、ここ最近のマイナスリターンや厳格化した資本規制によって投資計画の見直しを迫られている。

  ニューバーガー・バーマンで保険会社向けに220億ドルの資産を運用するマット・マロイ氏は「ヘッジファンド業界は十把ひとからげにされているが、その成績の方向は一様ではない」と指摘し、保険会社は「他の機関投資家と同じようにヘッジファンド投資を縮小させてはいるが完全に撤退したわけではない」と続けた。

原題:Hedge Funds Have $17.7 Billion at Stake With Insurers Fleeing(抜粋)

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