アジア・太平洋株式サマリー:中国株が反落、インド株は上昇

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  24日の中国株式相場は3営業日ぶりに反落。商品関連銘柄を中心に売られた。景気回復の勢い失速で需要が抑制される中で、素材価格が引き続き下落するとの観測が広がった。

  上海総合指数は前日比0.8%安の2821.67で終了。CSI300指数も同0.8%安で引けた。産銅会社の江西銅業(600362 CH)や鉄鋼メーカーの鞍鋼軋鋼(000898 CH)が下げたほか、石炭会社のエン州煤業(600188 CH)が3.1%安と、2週間ぶりの大幅な値下がりとなった。

  素材市場では中国の一時的な需要回復の兆しが投機の大幅増加を招き、今年に入り荒れた値動きとなっている。投機熱は当局や取引所の抑制策につながり、鉄鉱石や鉄鋼などの価格は再び低迷している。

  瑞東金融市場の中国担当チーフエコノミスト王致翔氏(香港在勤)は、「鉄・金属への投機はゲームオーバーとなった」と分析。「公式の立場は明らかに投機に反対であり、国営メディアや当局は価格安定を目指す方針を示している。鉄・金属の価格は上昇が始まった2月、3月時点の水準に戻っている」と述べた。

  香港市場では中国本土株で構成されるハンセン中国企業株(H株)指数が前日比ほぼ変わらずで終了。ハンセン指数は0.1%高で引けた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  24日のインド株式相場は5営業日ぶりに上昇した。値動きの荒い中、デリバティブ取引期日を26日に控えて売りポジションを解消する動きが優勢となった。

  電力会社NTPCは2週間ぶり大幅高。高級車メーカーのジャガー・ランドローバーを傘下に置くタタ・モーターズは1週間ぶり高値を付けた。ICICI銀行は続伸。一方、3日続落したタタ・コンサルタンシー・サービシズを中心にソフトウエア銘柄が下げた。製薬会社サン・ファーマシューティカル・インダストリーズは3月以降の最長となる5日続落となった。

  指標のS&P・BSEセンセックスは前日比0.3%高の25305.47で引けた。取引開始からの当初4時間は前日終値を挟んだ展開だったものの、欧州株が寄り付きから上げたことを手掛かりに同指数はプラス圏入りした。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比0.4%安の5295.57。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.9%安の1937.68。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比0.5%安の8300.66。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)