ヘッジファンド、中国ネット企業への熱冷める-景気減速で保有株圧縮

  • 去哪儿や陌陌、汽車之家などの株式をファンドが売却
  • 中国の4月の工業生産や小売売上高などは予想を下回った

ヘッジファンドの間で中国のインターネット企業への関心が低下している。

  ブルームバーグの集計データによると、ヘッジファンドは1-3月(第1四半期)に米国上場の中国企業の株式保有を合わせて約12%、金額ベースで27億ドル(約2950億円)相当減らした。昨年10-12月(第4四半期)には保有を増やしていたが、圧縮に動いた。時価総額上位20社のうち最も多く売られた10社は全てインターネット関連だった。

  ヘッジファンドは1-3月期、保有していたオンライン旅行予約サイト運営会社、去哪儿(チューナー)の株式を99%手放した。モバイル用ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の陌陌科技(モモ)や、自動車情報サイトの汽車之家(オートホーム)などの保有分も圧縮した。

  中国に対する米国内のセンチメントの指標でもある米国上場の中国株は、さえない値動きとなっている。背景には中国の景気減速懸念がある。中国政府が発表した4月の工業生産と小売売上高、1-4月の都市部固定資産投資はいずれも市場予想を下回った。

  中国企業の米国預託証券(ADR)を保有していた277のヘッジファンドのうち、36のファンドは保有分全てを売却、58のファンドは3分の1以上減らした。

原題:Hedge Funds Shift Away From China Tech Stocks on Growth Outlook(抜粋)

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