中国投資やKKR、ヤム中国部門の過半数株式取得計画を撤回-関係者

  • 価格面で折り合わず投資家グループは計画を撤回と関係者
  • 競争激化に伴う利益率圧迫が資産の適正評価で判明したことも一因

中国の政府系ファンド(SWF)である中国投資(CIC)が支援する投資家グループが、米ヤム・ブランズ中国部門の過半数株式取得計画を撤回した。事情に詳しい関係者が明らかにした。価格面で折り合わなかったという。ヤムは「KFC」と「ピザハット」を中国で展開している。

  非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところによると、KKRやベアリング・プライベート・エクイティ・アジアも参加する同投資家グループは最近、ヤム取締役会に対し、提案の実行は予定していないと伝えた。同関係者によれば、この投資家グループのヤム中国部門の評価額は約80億ドル(約8800億円)と、ヤム側の目指す水準を約20%下回っていた。ヤムの中国部門は同国内で最も人気の高いファストフードチェーン。
  
  ヤムは中国部門のスピンオフ(分離・独立)や少数株式の売却も検討している。関係者によると、デュー・デリジェンス(資産の適正評価)の結果、市場の競争激化でヤム中国部門の利益率が圧迫されていると分かったことも、計画撤回の一因だという。

  CICの北京にある広報担当部署に電子メールでコメントを求めたがこれまでのところ返答はなく、KKRはコメントを控えた。ベアリング・プライベート・エクイティの外部の広報担当者もコメントを控えた。この株式取得計画撤回についてはロイター通信が先に、事情に詳しい複数の関係者を引用し伝えていた。

原題:CIC, KKR Consortium Said to Withdraw Bid for Yum! Brands Unit(抜粋)