モルガン・スタンレーのリターン改善に「乞うご期待」とゴーマン氏

  • 1ー3月は「非常に厳しい環境」だったが、「上向く余地も大きい」
  • チャイナ・サミット開催中の北京でインタビューに応じた

米投資銀行モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は、同行の業務について前向きな見方を示し、市場の回復に伴う業績改善に「今後も注目してほしい」と投資家に語った。

  ゴーマンCEOは、モルガン・スタンレーがチャイナ・サミットを主催している北京でブルームバーグのテレビインタビューに応じた。同行の株主資本利益率(ROE)が6%となった1ー3月(第1四半期)は「非常に厳しい環境」だったが、「上向く余地も大きい」との認識を明らかにした。

  同氏は「われわれが現在目の当たりにしているように市場が2月初めとの比較でより正常な環境に戻りつつある中で、モルガン・スタンレーの業績は明らかに上向くだろう」と語った。

  モルガン・スタンレーの1ー3月期の純利益は11億3000万ドル(約1235億円)とアナリスト予想を上回ったものの、前年同期から53%減少。ゴーマン氏は17日の年次株主総会で、ROEを2017年までに少なくとも9%に押し上げる目標を堅持した。

  ゴーマン氏は同じインタビューで、中国について他の国や地域に比べて高い成長を遂げており、不良債権が増加する見通しであっても、同国の4大国有銀行は「利益を生み出す強力なエンジン」だと指摘。中国経済の先行き懸念を退けた。さらに欧州連合(EU)残留あるいは離脱の賛否を問う英国の国民投票をめぐっては、「英国民は類いまれな常識の持ち主だ」と述べ、EU残留を選択すると予想した。

原題:Morgan Stanley’s Gorman Says ‘Stay Tuned’ for Better Returns (1)(抜粋)