BofA住宅金融部門への13億ドル支払い命令、連邦高裁が破棄

  • カントリーワイドが詐欺行為を意図したと検察は立証できず
  • 元幹部レベッカ・メイロン氏に対する100万ドルの罰金命令も破棄

米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)の住宅金融部門カントリーワイド・ファイナンシャルがファニーメイ(連邦住宅抵当金庫) とフレディマック(連邦宅貸付抵当公社)に欠陥住宅ローンを詐欺販売したとして米政府が起こしていた民事訴訟の控訴審で、ニューヨークの米連邦高裁は23日、約13億ドル(約1422億円)の罰金支払いを命じた米連邦地裁判断を破棄し、地裁に差し戻した。

  カントリーワイドの欠陥住宅ローンの販売をめぐる民事訴訟は、貯蓄貸付組 合(S&L)危機時に制定された数十年前の法律に基づき連邦陪審によって銀行の詐欺が認められた初のケースだった。

  2013年の陪審評決を受けて、連邦地裁判事は12億7000万ドルの罰金支払いを命じていたが、連邦高裁は、同行が住宅ローンを販売した際にファニーメイとフレディマックに対する詐欺行為を意図したと政府は立証できておらず、最悪の場合でも単なる契約違反に過ぎないと判断。ローン処理を加速させる「ハイ・スピード・スイム・レー ン(HSSL)」と呼ぶプログラムの策定を監督した元幹部レベッカ・メイロン氏に対する100万ドルの罰金支払い命令も破棄した。

  マンハッタン連邦地検のプリート・バララ検事正の報道官、ジム・マーゴリン氏は、高裁判事全員による大法廷に再審理を米政府が申し立てることが可能だと述べたが、それ以上のコメントは控えた。

  BofAの広報担当、ローレンス・グレイソン氏は電話取材に対し、「高裁判断に満足している」と述べ、それ以上のコメントを控えた。

原題:BofA $1.3 Billion ‘Hustle’ Judgment Tossed by Appeals Court (2)(抜粋)