アフリカでリグ保有数最多のアルジェリア、産油量維持に全力

  • アルジェリア、掘削しても産油量押し上げが困難な状況
  • アルジェリアは原油価格押し上げへOPECに行動呼び掛け

アルジェリアはアフリカの他地域の合計を上回る数のリグ(掘削装置)を保有しているが、数年間にわたって落ち込んでいる同国の原油生産は依然として回復していない。6月に開かれる石油輸出国機構(OPEC)総会で、アルジェリアが引き続き減産による価格押し上げを支持する主な加盟国の一つとなることはさほど不思議ではない。

  OPEC加盟国は原油価格下落により深刻な打撃を受けている。アルジェリアは他の加盟国同様、価格下落の影響に対応するため経済改革を進めている。原油値下がりで同国の経常収支は約10年ぶりに赤字となった。サウジやイラクとは違い、アルジェリアは増産によって打撃を弱めることはできない。

  アルジェリアの金融サービス会社テル・グループのチーフエコノミスト、アレクサンドル・カテブ氏は、アルジェリアは生産に関する柔軟性がほとんどないため「短期的には価格上昇が唯一の望みであることは確かだ」と指摘。その上で「外交レベルで出来ることはある。OPECの他の加盟国への影響力行使を試み、何らかの結果を達成することだ」と述べた。

  アルジェリアの国営石油会社ソナトラックのデータによれば、同国初の主要油田が発見された1950年代以降、掘削油井の探鉱成功率は20%未満に低下。昨年は149本の油井を掘削したが、22本での小規模な発見にとどまった。ブルームバーグが集計したデータによれば、過去2年間の原油生産は日量約110万バレルで推移している。

原題:Africa’s Busiest Oil Industry Is Running Hard to Stand Still (1)(抜粋)

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