円の強気派は対ユーロに軸足移す-米利上げ観測受けたドル上昇で

円の強気派は対ユーロの円相場に軸足を移しつつある。米金融当局が来月にも利上げするとの観測でドルが上昇しているためだ。

  ドイツ銀行、野村ホールディングス、ソシエテ・ジェネラルは先週末にかけて顧客に送付したリポートで、いずれも対ユーロでの円買いを推奨した。円は3年ぶりの高値付近で推移している。ユーロの弱気派であるドイツ銀行は日本銀行がインフレ期待を押し上げる影響力を失いつつあるとみており、野村は実質利回りや経常黒字の相違に着目している。

  野村の外為調査グローバル責任者、ビラル・ハフィーズ氏(ロンドン在勤)は電子メールで配布したリポートで「米利上げの可能性、それに伴うドルの強さをかわすため、われわれは対ユーロでの円相場に強気の見方を打ち出す」と説明。米金融当局の動きを正確に予測することを前提とした取引ではないため、ユーロ・円の組み合わせは「特に魅力的だ」とコメントした。

  円は日本時間24日午前9時10分現在、前日比ほぼ横ばいの1ユーロ=122円65銭。23日は0.9%高だった。6日には121円49銭と、2013年4月以来の高値を付けている。円は対ドルでは0.1%安の1ドル=109円35銭。23日は0.8%上昇していた。

原題:Yen Bulls Target Euro as Fed Rate Rise Drumbeat Buoys Dollar(抜粋)