中国人民銀、市場ベースの人民元管理メカニズムを1月に撤回-WSJ

  • 人民銀は非公表で1月4日に撤回していたとWSJが報道
  • 人民銀当局者は安定性維持が重要だと3月の会合で発言-WSJ

中国人民銀行(中央銀行)は市場に基づく人民元管理メカニズムを今年1月4日に撤回し、当局の意向に最も沿う形での為替レート設定へと戻った、と米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が23日報じた

  WSJによれば、3月に行われた非公開会合で、エコノミストやバンカーらが人民銀側に対し、市場に抗うのはやめて元の下落を容認するよう求めると、人民銀当局者は「主要な責務は安定性を維持することだ」と述べた。この当局者の氏名は明らかにしていない。同紙はこれまで非公開だった同会合の議事録を基に伝えた。

  WSJによると、こうした逆戻りは公表はされていないが、営業日ごとに設定する人民元中心レートは現在、再び政府の厳しい管理下にある。同紙はまた、人民銀に近い複数の関係者の情報を基に、同中銀は現在、ドルと通貨バスケットを交互に元相場の設定対象とすることで毎日の人民元の方向性を誘導していると伝えた。人民銀の広報部署にコメントを求めたが返答はなかったという。

  中国は昨年8月、20年ぶりの規模となる実質的な人民元切り下げに踏み切った。

原題:PBOC Scraps Market-Based Yuan Mechanism for Stability, WSJ Says(抜粋)

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