中国で与信残の最大22%不良債権化も、数兆ドルの救済必要-朱夏蓮氏

  • オートノマス・リサーチの朱夏蓮パートナーがインタビューで語る
  • 当局が債務問題に真剣に取り組んでいるか確信持てないと発言

中国の与信膨張に伴うリスクを警告して名を上げた銀行アナリスト、朱夏蓮(シャーリーン・チュー)氏はブルームバーグとのインタビューで、中国経済の重しとなっている不良債権問題に取り組むには数兆ドル規模の救済措置が必要になるとの見方を示した。

  共産党機関紙の人民日報は今月、累積する債務の危険性を指摘したが、朱氏はレバレッジや過剰生産能力の解消に中国当局が本腰を入れているとの確信をまだ持てないと述べた。同氏は格付け会社フィッチ・レーティングスの元アナリストで、現在はオートノマス・リサーチのパートナーを務める。インタビューは香港で先週行った。

  朱氏はまた、銀行の簿外の理財商品ポートフォリオが中国金融システムに差し迫った最大の脅威だとし、世界的な金融危機につながった2008年の欧米の銀行のエクスポージャーとの類似性を指摘した。

  同氏は中国の与信残高全体の最大22%が今年末までに不良債権化するとの推計を示した。当局が公表した3月時点の銀行の不良債権比率は1.75%。

原題:‘Massive Bailout’ Needed in Debt-Saddled China, Analyst Chu Says(抜粋)