【個別銘柄】カルソカン急落、タダノ安い、フタバ産やTV東京H上昇

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24日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  カルソニックカンセイ(7248):前日比8.6%安の798円。日産自動車(7201)が、保有するカルソカンの全株式約41%の売却を検討していることが明らかになったと24日付の日本経済新聞朝刊が報じた。売却額は1000億円を超える見込みという。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、日産グループ離脱を機に、日産・ルノーグループへの拡販を目指すサプライヤーが増え、受注競争が激化する可能性があり、中長期的には業績へのマイナスインパクトを想定しておくべき、とみる。報道が事実とするとネガティブ、と指摘。

  タダノ(6395):9%安の956円。野村証券は目標株価を1300円から1000円に下げた。需要減と円高の影響で、北米や中東などの地域で値下げ圧力が集まる可能性があり、2017年3月期は海外中心に売価下落に転じると予想。同期営業利益予想を前期比31%減の214億円へ減額した。

  フタバ産業(7241):4%高の518円。トヨタ自動車(7203)を引き受け先とする約100億円の第三者割当増資を行う、と23日に発表した。1株512円で約1953万株の新株を発行する。調達資金はトヨタから要請のあった高強度材のプレス加工手法であるホットスタンプ加工ラインの設備投資などに充当する方針。これによりトヨタの出資比率は約12%から31%に上昇する。ゴールドマン・サックス証券は、軽量化に資するホットプレスへの投資は同社にとって必要不可欠な動きで、トヨタへのホットプレス部品採用が広がる可能性があるとみる。

  テレビ東京ホールディングス(9413):4.9%高の2233円。4月度の売上高は前年同月比3.2%増の88億9100万円だった、と23日に発表。タイム収入は減ったものの、スポット収入が同9%増えた。

  亀田製菓(2220):3.8%高の4980円。野村証券では、17年3月期について国内は値上げと収益構造改革、海外は持分法適用関連会社の好調で営業・経常増益率が加速する、と23日付のリポートで予想。17年3月期経常利益予想を従来の74億円から79億円に(会社計画74億円)、18年3月期を82億円から88億円に増額した。

  いすゞ自動車(7202):2.8%高の1243.5円。JPモルガン証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に、目標株価を1350円から1560円に上げた。固定費負担が重い先行投資局面が終わり、持続的成長局面へ移行する、と分析。タイを中心にASEANの需要懸念はおおむね後退し、高い商品力によるシェア拡大の可能性から、17年3月期も小型商用車(LCV)での強い収益成長が期待できるとみる。

  DOWAホールディングス(5714):5%安の653円。野村証券は目標株価を810円から710円に下げた。円高の進行、製錬での買鉱条件の悪化や設備改修に関する費用増、スマートフォン向けのLEDの苦戦などを勘案し業績予想を下方修正。17年3月期営業利益予想を従来の345億円から260億円に(会社計画290億円)、18年3月期を380億円から275億円に減額した。

  有機EL関連株:有機EL材料メーカーの保土谷化学工業(4112)が3.7%高の278円、パネル生産に必要な蒸着マスクを手掛けるブイ・テクノロジー(7717)が4%高の8010円など。台湾紙の経済日報は23日、米アップルがサプライヤーに対し、年末までに7200万-7800万の新型「iPhone(アイフォーン)7」シリーズ生産に備えるよう要請したと伝えた。この台数目標は約2年で最も高い水準という。日本アジア証券の清水三津雄エクイティ情報課長は、報道をきっかけに有機EL初採用のアイフォーン7の増産期待が強まり、関連受注が想定以上に伸びるとみられたようだ、と電話取材で指摘した。

  日本ペイントホールディングス(4612):6%安の2835円。SMBC日興証券の竹内忍シニアアナリストは、23日の説明会ではM&Aなどで進ちょくがみられず、期待されていた追加的な話はなかったと電話取材で指摘。12日の決算発表以降、株価パフォーマンスが良かっただけに利益確定の売りが出ているのだろう、と話した。

  ユーグレナ(2931):3.8%高の1603円。油を多く産生するユーグレナ変異体を選抜する品種改良法の開発に成功した、と24日午前に発表した。高効率バイオ燃料の研究などの加速に役立つと期待される。

  関東電化工業(4047):5.1%安の897円。立花証券は会社側の今期業績予想は保守的で上積みされる公算は大きいものの、過去直近2期のような高い成長段階からは、いったん踊り場を迎える、と24日付のメモで指摘。また株主還元については、配当性向など具体的な提示がなく、若干ネガティブな印象が拭えなかったとみる。投資判断は「中立」とした。

  リズム時計工業(7769):10%高の161円。発行済み株式総数の9.75%に当たる937万5000株、金額で15億円を上限に、6月1日から自社株買いを行う、と23日に発表した。取得した全株式と2000万株を10月20日に消却する予定。

  ホットランド(3196):6.6%高の947円。株主優待制度を拡充する、と23日に発表した。6月末と12月末現在の株主対象に、「築地銀だこ」など同社グループ店舗で利用できる優待券の金額を増額した。

  カネコ種苗(1376):19%高の1280円。30日付で東証2部から1部に上場市場が変更になる、と23日に発表した。今後のTOPIX算入に伴い、連動ファンド資金などの流入を見込む買いが入っている。

  オウケイウェイヴ(3808):100円(20%)高の611円でストップ高。デジタル通貨「ビットコイン」関連サービスを提供する米国のベンチャー企業、breadwallet社(本社:カリフォルニア州サンフランシスコ)と資本業務提携を結ぶ、と23日に発表した。breadwalletはビットコインの送受信を行うアプリをiPhone(アイフォーン)やアンドロイド端末向けに提供。日本でのアプリ普及を図りたいbreadwalletとビットコイン利用サービスを強化するオウケイWの狙いが一致した。breadwalletが実施する第三者割当増資の一部をオウケイWが引き受ける。

  エボラブルアジア(6191):4.1%高の4485円。アパート経営プラットホーム「TATERU(タテル)」の開発・運営を行うインベスターズクラウド(1435)と戦略的業務提携する、と23日に発表。本格化する民泊市場ニーズに対応するため、インベスCが開発中の宿泊マッチングサイトの利用者に対し観光目的地への交通ルート提案、予約をオンライン上で行うことができるサービスを開発する。インベスCは2.9%高の1万750円。

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