ユーロ圏財務相会合、ギリシャ債務軽減協議へ-IMFと対立も (訂正)

訂正済み
  • ブリュッセルで24日開く会合では110億ユーロの支払いを主に協議
  • 3210億ユーロの債務負担を軽減する手段についても話し合う

ギリシャに過去最大のソブリン債務の減免を認めてから5年を経て、欧州の政策担当者らは、債務救済をめぐる真の議論という避けたかった論点に回帰した。

  金融危機が始まって以降、ギリシャの債務を減らすためのあらゆる努力が行われたにもかかわらず、同国経済の縮小ペースが加速したことで債務負担がますます膨らみ、ギリシャ債務の国内総生産(GDP)比率は2008年を大きく上回る水準に達した。国際通貨基金(IMF)はギリシャの財政を持続可能なものとするには、さらなる債務再編が必要だと主張しているが、ギリシャの債権者のほぼ全てが公的な貸し手という現状では、投資家ではなく納税者が負担を被ることになる。

  24日にブリュッセルで開かれるユーロ圏財務相会合では、110億ユーロ(約1兆3500億円)のギリシャ支援融資の実行が主に協議されるが、同国の3210億ユーロの債務負担を償還期間の延長や金利の引き下げで軽減する手段についても話し合う。思い切った措置を求めるIMFや債権者である欧州当局の代表も財務相会合に参加し、債務軽減の余地について議論する。

  欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会のドムブロフスキス副委員長は23日にブリュッセルで、「ギリシャの債務を持続可能にする必要があるという点では誰もが一致している」と述べ、財務相らは「ギリシャ債務の評価を実施し、短期的、中期的、長期的な措置を検討する」と説明した。

  24日の会合ではドイツを中心とするユーロ圏諸国とIMFとの対立が鮮明になる可能性がある。IMFはギリシャ救済プログラムが18年に終了する前に債務免除について明確にするよう要求しているが、こうしたニンジンがなくなれば、ギリシャ当局が手綱を緩めかねないと懸念する欧州の強硬論者らはこれに抵抗。IMFは投資家の信頼回復にはこうした明確さが必要だと主張している。

  

原題:Euro Area Confronts Greek Debt Spiral With IMF Demanding Action(抜粋)

(第2段落の債務のGDP比率を「2008年を大きく上回る水準」に訂正します.)
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