大手銀の商品事業収入、1-3月としてはここ10年余りで最低

  • ゴールドマンやモルガンSなど12行の収入、前年比40%減少
  • 銀行はヘッジ取引や融資を削減し、顧客のヘッジファンドは商品敬遠

大手銀行の1-3月(第1四半期)の商品事業収入が、第1四半期としてはここ10年余りで最低となった。商品関連融資が減少したことが背景にある。

  調査会社コーリションによれば、米ゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレーなど大手12行の1-3月の商品事業収入は前年同期比で40%減少し11億ドル(約1200億円)と、昨年7-9月(第3四半期)以来の低水準で、1-3月としては2005年以来最低。

  コーリションの調査ディレクター、アムリット・シャハニ氏によれば、銀行がヘッジ取引や融資を減らしたほか、顧客であるヘッジファンドが商品事業を敬遠し、収入は縮小した。原油価格が過去2年間に54%下落する中、多くのエネルギー会社は苦境に陥っており、銀行はエネルギー業界への融資に懐疑的になっている。JPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカ、シティグループは4月に、原油価格下落を受けエネルギー関連融資を対象とする貸倒引当金を積み増す方針を示した。

  シャハニ氏は電話インタビューで「第1四半期は非常に低調だった。昨年はエネルギー企業の信用格付けが問題になった。今年はその問題がさらにはっきりしてくるだろう」と指摘した。

原題:Banks Suffer Worst Start to a Year in Commodities in a Decade(抜粋)