米利上げにリスク、当局は十分理解を-オッペンハイマーファンズ

  • 金融当局は甘い考えを捨てよとCIOのメマニ氏
  • メマニ氏は7月か9月の米利上げを予想

米金融当局が利上げを進めた場合、ドル高や世界的な成長減速を招くなどして米経済に打撃を及ぼすリスクを十分に理解する必要があると、オッペンハイマーファンズのクリシュナ・メマニ最高投資責任者(CIO)が指摘した。

  メマニ氏は23日、ブルームバーグとのテレビインタビューで、「そうした反応はネガティブなものとなろう」とした上で、「米金融当局はこの点について甘い考えを持つことはできない」とコメントした。オッペンハイマーファンズの運用資産は2000億ドル(約21兆8600億円)余り。

  ニューヨーク連銀のダドリー総裁は19日、昨年12月に利上げに踏み切った米金融当局が向こう数カ月中の追加利上げ実施に近づきつつあるのではないかと述べ、4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で示された内容を反映した見解を示した。

  メマニ氏は、利上げに伴うドル高は輸出を抑制して米経済の成長鈍化につながりかねないと指摘。「それはリスクのある行動だが、金融当局にとって現在の方が昨年よりも良い状況にある」とした上で、「持続的な利上げではないと市場に示すことが課題だ」と付け加えた。

  債券市場が織り込む6月の次回FOMCでの利上げの確率は約30%と、4月の議事録公表の前日である今月17日時点の約12%から上昇している。

  メマニ氏は、今年早い時点に見られたように、ドルが「大幅」に上昇しなければ、米金融当局には利上げの余地があるかもしれないと発言。「金融当局は何もすべきではないと私は考えるが、彼らは何らかの行動を起こすだろう」とし、「それは7月か9月となる公算が大きい」と話した。

原題:Fed Shouldn’t Kid Itself on Rate Risk, Says $200 Billion Manager(抜粋)

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