米モンサント株、独バイエルの買収提示額下回る-規制上の懸念反映か

  • 「買収をめぐり本当に懐疑的な見方が多少あるようだ」-モネス
  • モンサント株は122ドルの買収提示額を一時13%下回った

種子開発最大手の米モンサントの株価は23日、独製薬会社バイエルが提示した620億ドル(約6兆7800億円)の買収案を一時13%下回る水準で取引された。実現すれば世界最大の農薬及び種子メーカーとなる今回の買収を、規制当局が阻止しかねないとの投資家の懸念を映した形だ。

  モンサントは23日のニューヨーク市場で前週末比4.4%高の106ドルで終了。バイエルが同日公表した1株当たりの買収価格は122ドル。モネス・クレスピ・ハルトのアナリスト、クリス・ショー氏は、株価がよりポジティブな反応を示さなかったのは驚きだと述べ、「買収をめぐって本当に懐疑的な見方が多少あるようだ。最近の企業合併に対し一段と厳しい目が向けられていることが要因だろう」と分析した。

  バイエルは買収提案に対する規制上の重大なリスクは見当たらないとしているものの、今回の提案は農薬業界を再編するメガディール(超大型案件)となるため、世界的に当局の審査が強化される可能性もある。複数の規制当局が米ダウ・ケミカルとデュポンの1300億ドルの合併計画を審査し、米国の国家安全保障当局は中国化工集団(ケムチャイナ)によるスイスのシンジェンタへの買収提案を検証している。
  
原題:Monsanto Trading Below Bayer Bid Shows Regulatory Concerns (1)(抜粋)