シティなど主要銀に対するLIBOR訴訟の成立認める-米高裁

  • BofAやJPモルガンなどを相手取り投資家が起こした裁判
  • 高裁は2013年に連邦地裁が下した判断を覆す

世界の主要銀行がロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作を通じ、LIBOR関連証券の購入者に損害を与えたとして投資家らがJPモルガン・チェースやシティグループなど16行を相手取って起こしていた反トラスト法(独禁法)訴訟で、ニューヨークの米連邦高裁は主要銀行は裁判に臨む必要があるとの判断を下した。

  ニューヨーク連邦地裁のナオミ・バックウォルド判事は2013年に、原告が損害を受けたことを反トラスト法の下で提訴できることを示していないと判断し、原告側の訴えを退けていた。連邦高裁はこの点について地裁判断を覆した。その上で、原告側が勝訴した場合に3倍損害賠償が認められ、銀行が多大な打撃を受ける恐れがあることなどを理由に、原告側が提訴する正当な当事者なのかどうかの点を検討するよう地裁判事に裁判を差し戻した。

  米バンク・オブ・アメリカ(BofA)や英HSBCホールディングス、バークレイズ、クレディ・スイス・グループ、ドイツ銀行、ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)も提訴の対象となっている。

  バックウォルド判事は、原告側が提訴する正当な当事者ではないと判断した場合は、訴えを退ける可能性もある。裁判所はまた、今回の民事訴訟が政府当局が科した制裁金や和解金などと重複するリスクも指摘した。

  BofAとJPモルガン、シティグループは高裁判断についてコメントを控えた。HSBCとRBCのコメントは現時点では得られていない。
  

原題:Banks Must Defend Libor Lawsuits After Judges Warn of Impact (3)(抜粋)