JT、エチオピアたばこ専売会社の入札で最も高い560億円提示

  • 2番目に高かったBATの2倍強の額
  • エチオピアの男性喫煙率は2012年に9%と世界で最も低い-世銀

日本たばこ産業(JT)は、エチオピアのたばこ専売会社ナショナル・タバコ・エンタープライズ(NTE)の株式40%の入札で最も高い価格を提示した。エチオピア政府が明らかにした。

  公営企業省の報道官、ワンデフラッシュ・アセファ氏が23日に首都アディスアベバから電話で語ったところによると、JTが提示した5億1000万ドル(約560億円)は、2番目に高い条件を示したブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の2億3000万ドルの2倍強だった。

  JTのメディア関係担当ディレクター、エバ・ホフェルマン氏によれば、決定は「向こう数週間」以内に下される見込みで、その後に120日間の交渉期間がある。

  ホフェルマン氏は23日の電子メールによる回答で、NTE株取得はアフリカなど新興国市場でプレゼンスを築く戦略に沿ったものだと説明。「われわれはNTEの価値と将来の収益性を信じており、落札が確認されれば、タンザニアやスーダンなど他のアフリカ諸国での成功を再現できると確信している」と述べた。

  NTEはエチオピアでのたばこ製品の取引・製造・販売を独占している。同社ウェブサイトによると、2015年7月7日までの会計年度の第3四半期の売上高は1740万ドルだった。

  エチオピアの人口は約1億人とアフリカで2番目に多い。世界銀行のデータによると、12年のエチオピア男性の喫煙率は9%と世界で最も低い。中国は49%、隣国ケニアは26%、米国は21%。エチオピアでは14年の法案可決に伴い公共の場での喫煙を禁止する措置が取られており、これが国内のたばこ販売に影響する可能性がある。

原題:Japan Tobacco Makes $510 Million Top Bid for Ethiopia Monopoly(抜粋)

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