米国株:下落、焦点は金利動向と住宅・製造業などの経済統計

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23日の米国株は下落。投資家は景気の健全性と金利見通しを探る上でさらなる手掛かりを待っている。

  アップルは過去4営業日で3日目の上昇相場となったが、マイクロソフトやフェイスブックが下げ、この日のテクノロジー株は上げを失った。種子開発最大手のモンサントは10カ月ぶりの高値に上昇。ドイツの製薬会社バイエルはモンサントに約620億ドル規模の買収案を提示した。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.2%安の2048.04 。ダウ工業株30種平均は8.01ドル安の17492.93.ドル。ナスダック総合指数は0.1%安。

  テミス・トレーディングのマネジングディレクター兼株式トレーダー、マーク・ケプナー氏は「市場は先週公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の内容を消化しようとしているのだろう」と述べ、「今週発表される住宅統計や製造業統計などが注目されている。短期的には4月につけた安値の2040を上回っている。先週末はその水準を維持したことで節目となった。この安値を下回らずに推移できるかが重要だ」と続けた。 

  サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は年内2-3回の利上げはFOMCにとってなお「妥当な線」だと述べた。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は27日に講演を予定している。

  トレーダーは6月利上げの可能性を30%として織り込んでいる。先週初めの時点では4%だった。4月のFOMC会合の議事録によれば、経済の改善が続いた場合、大半の政策当局者が6月の利上げが適切になるとの認識を示した。

  S&P500種の業種別10指数では、この日は電気通信サービスや公益事業が下げた。一方、素材は上昇。CBOEボラティリティ指数は4.1%上昇して15.82となった。

  アップルは上昇。同社は「iPhone(アイフォーン)」販売回復に向け重要な措置を講じているとの観測が背景。アプライド・マテリアルズなどアップルのサプライヤーも値上がりした。

  フィアット・クライスラー・オートモービルズは下落。同社による排ガス操作目的の不法ソフトウエア使用をドイツ当局が発見したと報じた独紙ビルト日曜版に反論し、全車種が排ガス規制を順守していると強調した。

原題:U.S. Stocks Fluctuate Amid Focus on Interest Rates, Looming Data(抜粋)

(第2段落を加え、第4段落以降を追加します.)
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