欧州株:下落、バイエルが化学株押し下げ-フィアットなど自動車も

23日の欧州株式相場は下落。化学株と石油・ガス銘柄の下げが目立った。投資家は米金融当局が示唆する利上げシナリオの行方に注目している。

  ドイツのバイエルが5.7%急落。同社は米モンサントに買収提案を行ったことを明らかにしたが、財務への負担が重過ぎることが懸念された。バイエルの急落を受けて、ストックス欧州600指数の業種別指数で化学株の下落率が最大となった。

  フィアット・ダイムラー・オートモービルズ(FCA)を中心に自動車株も売られた。ドイツ当局は同社による排ガス操作目的の不法ソフトウエア使用を発見したと、独紙ビルト日曜版が報じた。FCAはこれを否定した。原油相場が4日続落したことを受け、石油・ガス株も下げた。

  ストックス600指数は前週末比0.4%安の336.69で引けた。日中高値は0.4%高で、一時は0.8%安まで沈んだ。米利上げ動向を見極めるため、今週発表される経済データやこの日の米当局者の発言が注目されていた。

  ライファイゼン・キャピタル・マネジメント(ウィーン)の株式部門責任者、ヘルベルト・ペルス氏は「典型的な方向感のない相場展開となり、極めて狭いレンジで取引されている」と指摘、「米金利についてさまざまな見方があるが、今週発表のデータは重要だ」と語った。

  アテネ総合指数は1.5%上昇し、西欧の主要株価指数の中で上昇率首位となった。欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会の報告書草案によれば、債権団の審査終了に伴いギリシャは最大110億ユーロの融資を得ることが可能になる。

原題:European Shares Slide as Bayer Leads Chemicals Drop, Oil Falls(抜粋)

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