欧州債:ギリシャ10年債利回り、6カ月ぶり低水準-センチメント改善

23日の欧州債市場ではギリシャ国債が上昇し、10年債利回りは6カ月ぶり低水準を付けた。同国議会が次回分の緊急融資を受けるために必要な追加緊縮法案を賛成多数で可決したことが背景にある。

  2017年償還債は2週間ぶりの大幅低下で、ギリシャが近くデフォルトに陥ることへの不安の後退を示した。欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会の報告書草案によれば、債権団の審査終了に伴いギリシャは最大110億ユーロの融資を得ることが可能になる。ギリシャ株も買われ、西欧市場の主要株価指数の中で上昇率首位となった。

  DZバンク(フランクフルト)の債券ストラテジスト、ヘンドリク・ロッデ氏は「ギリシャに対するセンチメントが改善した」とし、「ギリシャ側は昨夏のような状況を望んでいない。ユーロ圏各国の首脳もそれは同じだが、ギリシャがその期待に応えられるかが問題だ」と語った。

  ロンドン時間午後4時12分現在、ギリシャ10年債利回りは前週末比23ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の7.22%。昨年11月26日以来の低水準となる7.21%まで下げる場面もあった。同国債(表面利率3%、2026年2月償還)価格は1.345上げ75.405。2017年7月償還債利回りは126bp下げ8.31%となった。

  ギリシャ株の指標であるアテネ総合指数は1.5%上昇し、昨年11月以来の高水準に達した。2月安値からは47%上げており、域内で最高のパフォーマンスとなっている。

  ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は24日、2015年半ばに合意した支援の条件をギリシャが順守しているか評価を行う。

原題:Greek 10-Year Yields Drop to Six-Month Low After Austerity Vote(抜粋)

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