アジア・太平洋株式サマリー:中国株が上昇、台湾は急伸-インド続落

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  23日の中国株式相場は続伸。上海総合指数のボラティリティ(変動性)は約1年3カ月ぶりの水準に低下した。中国の工業経済の減速に左右されにくい銘柄が買われた。

  上海総合指数は前週末比0.6%高の2843.65で終了。テクノロジー銘柄や通信株、生活必需品株が上げを主導した。CSI300指数は0.3%高で引けた。

  上海総合指数のボラティリティは2015年3月以来の低水準となった。本土と香港市場の売買は30日平均を少なくとも27%下回る水準にとどまっている。米アップルの供給業者である歌爾声学(002241 CH)や大族激光科技産業集団(002008 CH)が高い。アップルがサプライヤーに新型スマートフォンの生産に備えるよう要請したとの報道が好感された。

  金曠投資の張海東チーフストラテジスト(上海在勤)は「相場は依然として長期的な下降トレンドにあり、反発は短く持続不能の傾向にある」と指摘した。 

  香港市場ではハンセン中国企業株(H株)指数が0.1%高で終了。ハンセン指数は0.2%安で引けた。 

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  23日のインド株式相場は下落。値動きの荒い展開の中、指標のS&P・BSEセンセックスは4営業日続落となった。6月の米利上げ観測と資金動向への影響を見極めようとする動きが強かった。

  構成銘柄の中でタタ・スチールとインド石油ガス公社(ONGC)の下げが目立った。ルピンを中心にヘルスケア銘柄も売られ、ヘルスケア銘柄指数は3日続落となった。ビスケットメーカーのブリタニア・インダストリーズは1998年6月以降で最もきつい値下がりを記録。利益が予想に届かなかったことが嫌気された。

  センセックスは前週末比0.3%安の25230.36で終了。米当局が6月にも利上げに踏み切り新興市場への資金流入が細るとの懸念が強まり、同指数は先週も下げていた。海外勢によるインド株売買動向は月初来で2億7100万ドルの買い越し。買い越し額は3月が3年ぶり高水準の41億ドル、4月は5億8500万ドルだった。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前週末比0.6%安の5318.94。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前週末比0.4%高の1955.25。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  23日の台湾株式市場で指標の加権指数は続伸し、昨年9月以来の大幅高で引けた。全体をけん引したのはテクノロジー株。蔡英文氏の台湾新総統への就任で中国との貿易に混乱が生じることはないとの見方に加え、米アップルの新型「iPhone(アイフォーン)7」の受注が予想を上回るとの観測が広がった。

  加権指数は前週末比2.6%高と、アジアの主要株価指数で最大の上げとなり、年初来の下落分を取り戻した。アップルに部品を供給している台湾積体電路製造(TSMC)と鴻海精密工業は共に、少なくとも3.7%以上の値上がりとなった。台湾紙の経済日報は、アップルがサプライヤーに対し、年末までに7200万-7800万台のアイフォーン7シリーズ生産に備えるよう要請したと報じた。この台数目標は約2年で最も高い。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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