「Brexit」なら英政策金利はゼロにも-JPモルガン

英国が6月23日の国民投票で欧州連合(EU)離脱、いわゆる「Brexit」を選んだ場合、イングランド銀行(英中央銀行)は政策金利をゼロに引き下げる可能性があると、JPモルガン・チェースのエコノミストらが指摘した。

  カーニー総裁はBrexitについて、英経済をリセッション(景気後退)入りさせるリスクがある一方、中銀はインフレの安定と成長・雇用の安定の間で選択を迫られることになると指摘している。JPモルガンのアラン・モンクス氏は経済環境に照らした適正な政策金利水準の指針となるテーラールールを用い、Brexitの場合は引き締めより緩和が「より納得できる」と論じた。

  「不安定化の懸念が経済の中に広がるに伴い不透明感は拡大し、家計や企業に影響を与えるだろう。そのような枠組みの中では、ポンド相場が30%下落しない限り、利下げの可能性が低いということにはならないだろう」と同氏はBrexitについてのリポートで記述した。JPモルガンはBrexitの場合、その後4四半期の英成長率が約1ポイント押し下げられると分析している。

原題:Brexit Could Mean BOE Cuts Interest Rate to Zero, JP Morgan Says(抜粋)