タイガー出身スノッディ氏のアジア・ファンド、資産が20億ドル突破

タイガー・マネジメント出身のデービッド・スノッディ氏が率いるアジア投資のヘッジファンド会社は、米国の投資家から資金を集め運用資産が20億ドル(約2200億円)を超えた。

  スノッディ氏(48)はかつてジュリアン・ロバートソン氏のタイガー・マネジメントの東京オフィスを統括した後、2000年に自身のネズ・アジア・キャピタル・マネジメントを設立。10年にニューヨークに移り、ロバートソン氏を含めた米投資家から資金を集めたとスノッディ氏が述べた。現在は運用者12人を抱え、日本でのライセンス取得を目指している。

  ネズ・アジアは「子虎」と称されるタイガー出身の運用者らが設立したファンドの一つ。スノッディ氏が資金集めのため北米に戻ったのは、米国のヘッジファンド並みの規模を実現するには北米の投資家が欠かせない現状を浮き彫りにする。

  ネズ・アジアのマネジングパートナーを務めるスノッディ氏は東京でインタビューに応じ、資産が「本格的に増え始めたのはニューヨークに移ってからだ。大きな違いがあった。ここ数年は一貫して増加してきた」と語った。

  ネズの主要ファンドはネズ・アジア・ファンドやネズ・マスター・ファンド、ネズ・ジャパン・ファンド、ネズ・シクリカルズ・ファンドなどで、いずれもロング・ショート戦略で運用する。スノッディ氏はフリーキャッシュフローによって自社成長を賄える企業に投資する「グロース・アット・リーズナブル・プライス(GARP)」というアプローチを選好している。

  米国に戻ったのは投資家が日本訪問に消極的になったからだと、スノッディ氏はいう。「北米の投資家をターゲットにするには北米に拠点が必要だと考えた」と説明した。ネズ・アジアの本部は香港にあり、シンガポールにも拠点を持つ。日本とのつながりは深く、ネズの名称は最初に東京に開いたオフィスに近い根津美術館に由来するという。

原題:Tiger Cub Snoddy’s Hedge Fund Firm Passes $2 Billion in Assets(抜粋)