トルコ:与党・公正発展党の新党首にユルドゥルム氏、新首相に就任へ

  • エルドアン大統領が組閣を指示
  • ユルドゥルム氏は大統領の権限拡大打ち出す

トルコの与党・公正発展党(AKP)は22日、ビナリ・ユルドゥルム運輸海事通信相を新党首に選出した。同氏はエルドアン大統領の権限を拡大する方針を打ち出している。

  ユルドゥルム氏はAKPの臨時党大会で演説し、権力の中枢を議会から大統領に移すため憲法改正を目指すと表明した。同氏はエルドアン大統領の側近で、AKPが政権を担当した14年間の大半にわたり運輸海事通信相を務めてきた。大統領との権力闘争に敗れ辞意を表明していたダウトオール首相の後任となる。

  10年余り首相を務め2014年に就任したエルドアン大統領は、象徴的なポストとなっている大統領職の権限強化を図っている。ダウトオール首相が党大会終了後に正式に辞任し、同大統領はユルドゥルム氏に組閣を指示した。

  トルコ通貨リラは今月に入り対ドルで6%下落。19日には一時1ドル=3.0008リラと、過去最安値まであと3%以内に迫った。株価指標はドル換算でこの1カ月間に16%下落。世界の主要株価指標で最も大きな下げとなっている。同国の10年債利回りは先週の取引終了時点で10.29%と、1ポイント余り上昇していた。

原題:Turkey’s New Premier Has One Mission: To Undermine His Own Power(抜粋)