バークレイズ元行員、COOら元上司も承知と主張-LIBOR操作

  • マーチャント被告は将来を嘱望(しょくぼう)された元テニス選手
  • トレーダーが操作を要請していた事実を知らなかったと上司は証言

ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)操作で刑事責任を問われた英銀バークレイズの5人の元行員の一人、ジェイ・マーチャント被告は、申告する金利を決めるプロセスを承知していなかったと3人の元上司が証言したことを受けて、トレーダーらが金利操作を要請していた事実を彼らは知っていたはずだと反論した。

  マーチャント被告(45)はロンドンの裁判所で20日に行われた被告人質問で、グローバル債券責任者だったエリック・ボメンサス氏と投資銀行の最高執行責任者(COO)を務めていたマイク・バグリー氏、別の幹部ハリー・ハリソン氏について、スワップデスクのトレーダーが何を行っていたか知らなかったという主張は「信じ難い」と訴えた。

  かつて米大学への奨学金を受けるほど将来を嘱望(しょくぼう)されたテニス選手だったインド生まれの同被告は、バグリー氏がデスクで「初期段階から私を指導し、リクエストしていた」と述べ、ハリソン氏も「われわれが定期的に行っていたことを間違いなく承知し、認めていた」と発言。被告は2005年末にニューヨークに異動する前にロンドンのユーロ・スワップデスクで勤務を開始したが、同被告が英国と同じプロセスを米国に導入するとの思惑が上司らにあったと証言した。

  マーチャント被告と4人の元同僚がLIBOR操作で共謀したと検察側は主張している。同被告は「銀行が商業上の利益のために LIBORを操作していたのは周知の事実だった」とした上で、仕事の一部としてリクエストを行っていたと当時を振り返った。

原題:Ex-Barclays Trader Says Bosses Must’ve Known About Libor Fix (1)(抜粋)