ドル反発は始まったばかり-世界為替取引2位のドイツ銀が予想

  • 最近3週間の値上がりはドル上昇局面としては1月以降で最も長い
  • ドイツ銀は新興市場通貨に対するドルの上昇を予想

ドル相場の最近3週間の上昇は、反発局面の始まりにすぎないとドイツ銀行が指摘した。

  世界2位の為替取引業者であるドイツ銀のアナリストは20日のリポートで、今年これまでドル相場の下げが先行したが「自然な経過の中で修正された可能性が高い」と分析。外国為替調査グローバル共同責任者ジョージ・サラベロス氏(ロンドン在勤)は、ドルに対する投機的なポジションの調整を経て、同行が人民元やメキシコ・ペソ、韓国ウォンといった新興市場通貨に対するドル買いを選好していると説明した。

  先週は主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の前に公表された4月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、早ければ6月の追加利上げもあり得るとの見通しが示唆され、ドルは7週間ぶりの高値に上昇。利下げと債券購入による景気刺激効果を損なうドル安に困惑していた米国以外の政策担当者を安堵(あんど)させた。

  ドイツ銀のストラテジスト、セバスチャン・ゲーリー氏(ニューヨーク在勤)は「ドル相場にはまだ多少の持続力がある。ドルのグローバルなトレンドは、かつてと比べれはるかに魅力に乏しくなりそうだが、そこには若干のチャンスがなお存在する」と指摘した。

原題:World’s No. 2 Currency Trader Says Dollar Rebound Just the Start(抜粋)

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