NY粗糖相場がさらに上昇か-エルニーニョ現象の影響で

  • ニューヨーク市場の粗糖先物、2014年9月以来の高値付ける
  • 主産地のタイとインドで農地が乾燥天候の被害受ける

甘党は懐具合が厳しくなり始めるかもしれない。

  ニューヨーク市場の粗糖相場は20日、1年8カ月ぶりの高値に達した。今年のエルニーニョ現象の影響で主産地であるタイやインドの農地が被害を受けたため、供給が圧迫され価格が上昇している。一方、アジアでは需要が拡大している。ブラジルでは豊作が予想されているものの、大半のアナリストは世界的に供給が不足するとみている。

  ニューヨークで開催された業界イベントでは、アナリストとトレーダーらが価格は引き続き上昇するとの見通しを示した。国際砂糖機関(ISO)のホセ・オリベ事務局長は18日のインタビューで、ISOが2月に示した2015-16砂糖年度の供給不足の見通しを引き上げることになる可能性が高いと述べた。ISOは次のシーズンも供給が不足すると予測している。

  ソシエテ・ジェネラルの砂糖デリバティブ(金融派生商品)担当世界責任者、ジェームズ・キャシディ氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビューで「来年は価格が上昇すると予想され、市場もそうした状況になっている」と述べた。

  ICEフューチャーズUS(ニューヨーク)の粗糖先物7月限の20日終値は前日比2.2%高の1ポンド=17.07セント。一時は17.29セントと、中心限月としては14年9月9日以来の高値を付けた。年初来では12%上昇している。

原題:Sugar Is Getting More Expensive, and It’s El Nino’s Fault(抜粋)