SABミラーの中・東欧資産にKKRやアドベントなどが関心-関係者

  • 資産の評価額は計50億ドル相当に上る可能性
  • PAIやベイン、ジェイコブスなども検討か

英ビールメーカー、SABミラーの「ピルスナー・ウルケル」を含む中・東欧ビール資産がアドベント・インターナショナルKKR、BCパートナーズ・ホールディングスといったプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社の関心を集めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  情報が非公開であることを理由に関係者が匿名で語ったところでは、こうしたPE投資会社はSABミラーの資産に対する提案を行うか検討中で、同資産の評価額は約50億ドル(約5500億円)相当に上る可能性がある。アンハイザー・ブッシュ(AB)インベブはSABミラー買収に向け当局の承認を得る取り組みの一環としてこれらのブランドの売却を提案しており、PAIパートナーズとベイン・キャピタルのほか、スイスの投資グループ、ジェイコブス・ホールディングも関心を抱く公算が大きいという。

  資産の規模からして大半のPE投資会社はグループを組む必要があるとみられ、欧州ビールメーカーの多くは規制上の問題から提案を断念する可能性があると関係者は指摘。最終決定はまだ下されていないと関係者は話している。

  ABインベブは先月、欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会にSABミラー買収の修正案を提出。同案にはハンガリーとルーマニア、チェコ、スロバキア、ポーランドにおけるSABミラーの事業売却のコミットメントも含まれている。

  ABインベブとSAB、アドベント、ベイン、BCパートナーズ、KKR各社の広報担当はコメントを控えた。PAIとジェイコブスの関係者に取材を試みたが、今のところ回答はない。

原題:SABMiller Eastern Europe Assets Said to Interest Advent, KKR (1)(抜粋)

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