京都のロボットメーカー、スキューズが来年の上場を検討-関係者

  • 上場時の時価総額、最低でも500億円を目指す
  • 5本の指で食品など柔らかい素材をつかむロボットハンド開発

食品などの柔らかい素材をつかみあげて移動させるロボットハンドを開発・販売するスキューズ(本社・京都市、清水三希夫代表取締役)は、2017年前半での新規株式上場を検討している。複数の関係者への取材で分かった。

  関係者によると、上場時の時価総額は最低500億円を目指す。14年に政府系ファンドの産業革新機構から5億円を上限とする資金を調達することに合意していたスキューズは、上場による資金を5軸(5指)ロボットハンドを組み込んだ製造ラインの海外展開に充てる方針だ。

  スキューズは食品や医療品、自動車部品などを持ち上げて定着させる搬送用のロボットを製造している。最大重量1キロを前後、左右、上下に移動させることができ、生産・加工ラインに設置できる。ロボットハンドを組み込んだシステムインテグレーションを強みとし、今後は国内外での展開を強化する。

  安倍晋三首相は昨年、今後5年間を「ロボット革命」の集中実行期間と位置付け、ロボット市場を20年までに現在の4倍にあたる2兆4000億円に拡大させる方針を打ち出している。国内のロボットベンチャーへの投資拡大の流れも強まっており、ヒト型ロボット・ロボカー技術を開発するZMP(本社・東京都文京区)は昨年5月、DeNAと共同で自動運転による無人タクシーの事業化に取り込むことで合意している。

  スキューズと産業革新機構の広報担当者は、コメントを控えた。