原油上昇見込む買い越しが再び増加-ナイジェリアやカナダの供給減で

  • ヘッジファンドの買越残高、3月以降で最大の増加:CFTC
  • ナイジェリアでは武装勢力による攻撃で原油生産が減少

投資家が原油価格について楽観的な見方を示す背景には、残念な理由がある。

  ナイジェリアで武装勢力がパイプラインを攻撃し、内戦が続くリビアで輸出に支障が出ているほか、カナダのオイルサンド地帯では山火事が発生。これらの影響で原油市場が引き締まるとの見方が再び高まっている。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、投機家による米指標原油の買越残高は3月以降で最大の増加を示した。

  ソシエテ・ジェネラルの石油市場調査責任者、マイケル・ウィットナー氏(ニューヨーク在勤)は「最大の強材料は生産障害だ。ナイジェリアやカナダなど各地で生産に支障が出ている。多くの原油生産が失われている」と指摘する。

  需要が程なく供給を上回る可能性を示す兆候が増え、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物は月間ベースで4カ月連続の上昇に向かっている。4カ月連続の上昇はここ5年で最長。

  WTI先物の買越残高は17日終了週に14%増えた。売りポジションが減少する一方、買いポジションは増加した。

原題:Oil Supply Cuts From Nigeria to Canada Renew Bets on Price Rally(抜粋)

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