ギリシャ議会、追加緊縮措置の法案可決-次回分融資の確保に向け前進

  • 24日にユーロ圏財務相会合-ギリシャによる順守状況を評価へ
  • 法案の可決は緊急融資の次回分実施の条件だった

ギリシャ議会は22日、ユーロ圏諸国から次回分の緊急融資を受ける条件となる追加緊縮措置を盛り込んだ法案を賛成多数で可決した。支援プログラムに伴う義務の同国による順守状況を評価し、債務負担軽減の余地について判断するために開かれるユーロ圏財務相会合(ユーログループ)を前に可決にこぎつけた。

  定数300の議会でチプラス首相率いる与党・急進左派連合(SYRIZA)と独立ギリシャ人党の議員153人が賛成票を投じた。新たな民営化基金の設置と、財政目標からそれた場合に追加緊縮措置を発動するメカニズムの導入については、SYRIZAのバシリキ・カトリバノウ議員が反対に回った。

  ギリシャが欧州安定化メカニズム(ESM)から次回分の緊急融資を確保する上で、同法案の可決は必要な措置の一つだった。ユーログループは24日に会合を開き、2015年半ばに交わされた支援合意に伴う条件の同国の順守状況について評価を行う。10年以降に実施された2000億ユーロ(現在の為替レートで約24兆7300億円)超のギリシャ向け融資の返済条件緩和に向けても、ユーログループが前向きな評価を下すことが条件となる。

  法案に盛り込まれた主な措置は以下の通り。

  • 付加価値税(VAT)の標準税率を23%から24%に引き上げ、一部の島に認めていたVAT軽減を廃止
  • コーヒーや電子たばこ、固定電話、有料テレビ、ホテル客室利用を対象とした税金導入や不動産税の変更
  • 灯油やガソリン、ディーゼル、自動車登録、ギャンブル、ぜいたく品、アルコールなどを対象とした増税
  • 低所得の年金受給者向けの社会保障給付の削減

原題:Tsipras Survives Austerity Vote, Opening Path for Loan Payment(抜粋)

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