イランは原油増産凍結の計画なし-国営石油公社代表が語る

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  • イランの石油輸出が制裁前水準に戻るのは2016年後半の可能性
  • 政府は原油増産と輸出拡大のプログラムを継続

国営イラン石油公社(NIOC)のマネジングディレクター、ロクノディン・ジャバディ氏は、今年下期よりも前に同国の石油輸出が経済制裁以前の水準を回復することはなく、原油増産の凍結に参加する計画はないと言明した。イランの代表は6月2日の石油輸出国機構(OPEC)総会に出席する予定。

  ジャバディ氏はイランのメヘル通信に対し、同国の石油輸出が夏の半ばまでに日量220万バレルを超える可能性が高いと語った。同国が制裁発動に先立ちこの水準で輸出していたのは4年以上前のことだ。制裁は1月に緩和されており、イラン当局者は制裁発動前の水準に達しない限り増産凍結や減産を議論しない方針を示している。

  同氏は「イラン政府は実行中の計画に基づく原油の増産や輸出拡大を凍結したり、中断したりする予定はない。現状では石油省と政府は増産や輸出拡大を停止する政策やプログラムを発動しておらず、イランは原油増産計画を継続する」と述べた。

  国際エネルギー機関(IEA)の5月12日の発表によると、イランの石油生産は4月に制裁前の水準に増加し、貿易制限が発動される前の2011年11月に記録した日量356万バレルに達した。4月の輸出は40%余り増えて日量200万バレルと、制裁前の水準に近づいた。

原題:Iran Won’t Freeze Oil Output as It Gears Up for OPEC Meeting(抜粋)

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