欧州債(20日):ドイツ債、週間で下落―株高と商品上昇で需要が後退

20日の欧州債市場ではドイツ国債が週間ベースで今月に入ってから初めて下落。株高と商品値上がりで域内で最も安全とされる同国債の需要が後退した。米当局が利上げ準備を進めているとの観測から米国債が下げたことも材料視された。

  18日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、経済指標が強めの成長とインフレを示唆すれば6月の利上げが正当化されるだろうとの認識を大半の政策当局者が示した。これを受け、欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは19日に2週間ぶり高水準を付けた。原油先物と欧州株の指標とされるストックス欧州600指数はいずれも2週続伸した。

  ダンスケ銀行(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、アラン・フォンメーレン氏は「想定以上の米当局のタカ派的発言」が市場で注目されたとし、「米国債利回りが上昇し、これがドイツ国債にも影響を及ぼした」と語った。

  ロンドン時間午後4時38分現在、ドイツ10年債利回りは前週末比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.17%。19日には0.21%まで上がる場面もあった。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格は0.43下げ103.215となった。

原題:German Bonds Spurred by Stocks and Fed to 1st Weekly Drop in May(抜粋)