きょうの国内市況(5月20日):株式、債券、為替市場

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●日本株上昇、内需と円弱含みの自動車高い-株主還元、政策期待も支え

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  東京株式相場は上昇。情報・通信や不動産、保険、水産・農林株といった内需セクターが上げ、保険では自社株買いを行う損保ジャパン日本興亜ホールディングスが高い。午後に入ってから為替市場で円が弱含み、自動車など輸出株も堅調。きょうから来週にかけ主要国会合が日本で開かれ、政策期待も根強かった。

  TOPIXの終値は前日比6.84ポイント(0.5%)高の1343.40、日経平均株価は89円69銭(0.5%)高の1万6736円35銭。

  大和住銀投信投資顧問株式運用部の小出修グループリーダーは、「3月決算が出そろい、当初の懸念よりも良かった。株主還元の姿勢も強い。さらに、米国が利上げとなれば、ドル高・円安になる」と話した。

  東証1部33業種は水産・農林、繊維、その他製品、ガラス・土石製品、通信、その他金融、保険、不動産、輸送用機器など29業種が上昇。ゴム製品や空運、倉庫・運輸、卸売の4業種は下落。東証1部の売買高は18億8727万株。売買代金は1兆8832億円。代金は連日の2兆円割れで、今週は5営業日中、4営業日で2兆円に届かなかった。上昇銘柄数は1332、下落は481。

  売買代金上位ではトヨタ自動車、ソフトバンクグループ、アルプス電気、リクルートホールディングス、マツダ、東京エレクトロン、損保日興H、富士通、ノーリツ鋼機が高く、野村証券が投資判断を「買い」に上げた帝人も買われた。半面、ブリヂストンやJT、楽天、ALSOK、コマツ、日本航空、ユニ・チャームは安い。

●債券上昇、日銀オペで超長期ゾーンの好需給確認-米金利低下も安心感

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  債券相場は上昇。前日の米国債相場が反発したことに加えて、日本銀行の国債買い入れオペで超長期債などの需給の良好さが示されたことを受けて買いが優勢となった。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は、前日比10銭高の151円62銭で取引を開始した。午後の取引開始後にはオペ結果を受けて水準を切り上げた。取引終了前には151円85銭まで上昇し、結局は29銭高の151円81銭で引けた。

  DIAMアセットマネジメントの山崎信人上席ファンドマネジャーは、「ダドリー・ニューヨーク連銀総裁のタカ派的な発言にもかかわらず、米金利が低下したことや、日銀オペが好調だったことが買い材料になった。『アベノミクスを応援する会』が消費増税の実施と財政出動を提言したことも、財政規律への期待から相場を支えた」と話した。「国内総生産(GDP)を受けて早期の付利下げへの期待が後退する中で、先物がショートになっていたところに1-5年ゾーンのオペが打たれたことも、先物の上昇につながり、相場全体のサポート」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の342回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値を1ベーシスポイント(bp)下回るマイナス0.09%で開始。その後は徐々に水準を切り下げ、マイナス0.105%を付けた。新発20年物の156回債利回りは0.5bp低い0.28%で開始し、その後は0.26%まで下げた。新発30年物の50回債利回りは一時3bp低い0.315%と12日以来の水準に低下。いったん0.33%を付けた後、0.325%に戻している。

  日銀が実施した今月6回目の長期国債買い入れオペ(総額1.19兆円)の結果によると、残存期間「1年超3年以下」、「3年超5年以下」、「10年超25年以下」の応札倍率が前回から低下した。一方、「25年超」は小幅上昇した。

●ドル・円は110円台前半、米早期利上げ観測が支え-米株警戒感重しに

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=110円台前半で推移。米国の早期利上げ期待がドルの支えとなる一方、米株価動向への警戒感などから上値は限定的だった。

  午後3時28分現在のドル・円相場は110円20銭付近。朝方に付けた109円85銭を下値に、午後の取引で一時110円26銭までドルが水準を切り上げた。

  野村証券外国為替部の高松弘一エグゼクティブ・ディレクターは、「米株が利上げ期待の高まりに耐えられるかどうかを見極める状況になってきているため、ドル・円の上値は重い」と指摘。来月初めに予定されている米雇用統計からイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演にシフトしてしまっていると言い、「それまでは材料が乏しいこともあり、ドル・円相場に対して強いビューは持ちづらく、109円50銭から110円50銭のレンジを中心にもみ合いが続きそうだ」と見込む。

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