ドイツ銀、不正利益で行員の賞与停止か-元幹部ら40億円稼いだと米紙

  • 容認できない利益相反を生んだ可能性がある取引を調査とドイツ銀
  • 推定約3700万ドルを行員らが稼いだことが監査で判明したとWSJ紙

ドイツ銀行は一部の行員らのグループが不適切な形で同行と取引した疑惑を調査しており、対象となる行員へのボーナスの支払いを停止した。

  ドイツ銀は「容認できない利益相反を引き起こした可能性がある取引をわれわれは調査している。適切と判断すれば懲戒処分を行い、再発の可能性を最小限に抑えるために当行の内部統制のさらなる見直しを実施する」と電子メールで配布した発表文で説明した。この件に関与した現職および元行員の氏名は明らかにしていない。

  調査の非公開を理由に関係者の1人が匿名を条件に語ったところでは、クレジット指数と原資産の価格差から利益を得ることを狙ったドイツ銀の2009年の取引が、内部調査の焦点となっている。外部のヘッジファンドと共に6人の行員が個人口座で関与したという。広くレバレッジの圧縮を目指す取り組みの過程で注意喚起が行われ、このトレードに関する調査が昨年開始されたと同関係者は説明した。

ドイツ銀店舗

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

  米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ、オンライン版)の19日の報道によれば、現職と元行員らのグループが、この取引で推定約3700万ドル(約40億7000万円)を稼いだことが内部監査の結果判明した。ある元上級幹部は約100万ドルの投資で900万ドルを得た可能性があるという。

  同紙によると、このバンカーの広報担当者は「適切なコンプライアンス(法令順守)手続きを全て満たし、完全な透明性を常に維持していたとして、いかなる不正行為も彼は否定した」とコメントした。

原題:Deutsche Bank May Punish Employees for Personal Trade With Firm(抜粋)