FOMC議事録への市場の反応、ドル高要因に-ソシエテ・ジェネラル

18日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録への市場の反応から判断すると、米金融当局はドル高に理想的な環境をつくりだしたといえそうだ。ソシエテ・ジェネラルのグローバルストラテジスト、キット・ジャックス氏が指摘した。

  議事録は予想外にタカ派的な内容だった。米景気が今後も堅調に推移すれば、6月の利上げが適切になると大半の当局者が考えていることが示され、市場がこうした可能性を十分織り込んでいないという一部当局者の懸念も浮き彫りになった。

  議事録公表を受けて、フェデラルファンド(FF)金利先物市場が反映する6月利上げの確率は急上昇。公表前にプラス圏にあった米株価はその後浮動し、ほぼ変わらずで終了した。米国の10年国債利回りは上げ幅を拡大した。

  ジャックス氏は、利回り上昇と底堅い株価というこの組み合わせについて、「円を含むあらゆる通貨に対し、ドル高進行の材料になる」とコメントした。リスク志向が消えない限り、ドル高が米金融当局にとって再び大きな頭痛の種となる恐れがある。

  同氏は「米国の利回り上昇が、米金融当局の政策正常化に備える健全な反応としてドルの若干の強材料になる状況と、新たなリスク回避の動きを引き起こし、円高や世界的な資産市場の動揺を招く事態とを分ける線引きは驚くほど微妙だ」と論評した。

原題:Fed Communication Shift ’Is a Recipe for the Dollar to Go Up Against Everything’(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE