南アのプラチナ業界、ストによる大規模な生産途絶は回避との見方

  • アンプラッツとAMCUは大規模な生産途絶は起こらないと予想
  • 2年間の合意の期限である6月に鉱山業界の労使交渉へ

南アフリカ共和国の主要労働組合はプラチナ鉱山会社に対してまだ賃上げ要求を提示していないが、両者が同意できる事柄が少なくとも一つある。それは、供給が途絶しても前回ほど痛みを伴わないという点だ。

  アングロ・アメリカン・プラチナム(アンプラッツ)と鉱山労働者・建設組合連合(AMCU)は2年間有効な労働協約が6月に期限切れとなるのを前に、新たな労使交渉に備えている。両者は19日、大規模な生産途絶は起こらないとの見通しを示した。前回の労働協約は、南ア史上最長の5カ月にわたる鉱山ストの後に署名された。

  今回はプラチナ業界の状況が前回とは異なっている。スト終了以降、価格は30%余り下落。多くの鉱山が採算割れとなり、鉱山各社は人員削減を余儀なくされた。価格下落とストの影響で大手のインパラ・プラチナム・ホールディングスとロンミンは昨年、株主から資金を調達した。南アは世界最大のプラチナ生産国。  

  最大手のアンプラッツのクリス・グリフィス最高経営責任者(CEO)はロンドンでのインタビューで、「今回の賃金交渉は前回とはかなり異なるだろう。前回の合意以降、大幅な人員削減が行われて現実直視の傾向がずっと強くなり、要求もかなり違ってくると思う」と指摘した。   

原題:South Africa Seen Avoiding Another Crippling Platinum Strike(抜粋)

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