ブラジル株:ボベスパ指数下落-国内景気問題に米利上げ懸念追い打ち

  • ブラジルの景気回復めぐる不透明感でリスク回避高まる
  • ウジミナス、ペトロブラスなど商品関連株が下げの中心

19日のブラジル株式市場では、指標のボベスパ指数が下落。6月にも米追加利上げが実施されるとの観測が広がり、投資家の間でリスクが高めの資産を敬遠する動きが見られる中、鉄鉱石生産最大手のヴァーレやブラジル石油公社(ペトロブラス)など原材料生産会社が下げた。

  ボベスパ指数はこれで5営業日続落。ペトロブラスが最も指数を押し下げ、ヴァーレは4月7日以来の安値を付けた。鉄鉱石価格が2カ月ぶり低水準となる中、 鉄鋼メーカー、ウジミナスも安い。

  18日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC、4月26-27日開催)議事録で、大半の政策当局者が経済の改善が続いた場合は6月の利上げが適切とみていることが示されたことを受け、質への逃避の動きが再燃。こうしたニュースは特に、財政立て直しとリセッション(景気後退)からの脱却を託され新政権が先週発足したばかりのブラジルにとってはマイナスだ。

  証券会社ギジ・インベスチメントスのアナリスト、パウロ・エンリケ・アマンテア氏は、「世界的なリスク回避の姿勢がブラジルにも波及している。同国経済の動向について依然として不透明感が強いからだ。ブラジル株のポジションを積み上げる時ではない。新政権がどのような政策を打ち出すことができるのか見極めていくべき時だ」と語った。

  ボベスパ指数は前日比0.8%安の50132.53で終了。終値ベースで6週間ぶり安値となった。指数構成59銘柄中39銘柄が下落。ペトロブラスは3.9%、ウジミナスは7.4%、ヴァーレは1%それぞれ下げた。鉄鉱石価格は5.8%安の1トン当たり53.47ドル。

原題:Brazil’s Stocks Fall as Fed Concern Adds to Local Economic Woes(抜粋)

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